2022年01月11日(火)
こんにちは。
仕事始めの先週は取材に行っていて、気持ちはまだ正月休み中の、編集部の辻です。
年末年始にイトーさんは雪山キャンプに行っていたようですが、私は日帰りで蓼科山に登ってきました。
午後から荒れる予報だったので、午前中にサクッと登って、昼過ぎには下りてきて、温泉に入って帰りました。
2021年の登り納めにして、今シーズン初の雪山です。
年末ということもあってか、先行者は多く、トレースはばっちりです。
森林限界一歩手前の写真。青い空に吸い込まれそうでした。本当に天気がよかったです。
ここまでは快適に歩けたのですが、風をさえぎるものがない、この上から山頂までは、風速20m/sくらいの風が吹いていました。
まつげは凍り、10mほど先を行く先行者のトレースは一瞬でかき消されます。
時折風でよろけそうになりながら、ピッケルを頼りに登頂しました。
そして登山口まで下りてくると、空には暗~い雲が……。
早めに下りてこられてよかった。
今週末は久々にパックラフトで川下りに行こうかなあ。
それではまた。
2022年01月05日(水)
ども、イトーです。
あけましておめでとうございます。2022年は本日から仕事始めとなりまする。
…というわけで、行ってきました!イトーにとって年末年始恒例の雪山キャンプ。
今年は大寒波襲来の新潟某所にて。
やっぱ雪国はすごい。吹雪やばい。あっという間にテントに雪が積もっていく…。
雪を下ろしても下ろしても、すぐに上の写真みたいになっちゃうのです。積雪30~40㎝くらい?
風がなければ、湿度があるからか意外と寒くないのですが(乾燥しまくりのカントーのほうが寒い)
吹雪き始めるとアレですね、状況は一変しますね。
水分の多い湿雪が体中にまとわりつき、あらゆるものが濡れていきます。そうするとツライ。寒い。寒すぎる。
まぁ、雪山テント泊のいいトレーニングになりました。
帰路、猛烈な吹雪のなか、屋根の雪下ろしをする地元の方々を見ましたが、あれはかなり大変だ。。。本当にお疲れ様です。
年末にがんばって校了した2月号の発売はまだ先ですが、本年もよろしくお願いします。
2021年12月27日(月)
ども、イトーです。
世間はすでに仕事納めとなったのでしょうか。もしくは今日だろうか。
編集部は、今日も元気に校了作業中です。
毎年のことですが、12月は月内に2回校了があるので大変です。
かといって年明けの号に余裕があるわけでもないのが不思議。。。
さて週末、東京では天気に恵まれたので、今年最後のリバーSUPに行ってきました。
朝方の気温は5℃くらい?
風がなかったのでそこまで寒くはありませんでしたが、
パックラフトと違ってSUPは、僕のレベルでは絶対に「沈」するので装備は重要です。
今回は新調した3mm厚のウェットスーツを用意。
さらに極力「沈」しないよう、瀬などの難所は膝立ちで安全策を取りました。
SUPはSUPでも、「Sit Down Paddle Board」ですね。
それでも2回ほど足を滑らせて地味な沈(はみ沈?)をしたり、どうでもいいところで調子に乗って立ち上がって沈したり。。。
結局、頭から足先までずぶ濡れ。当然ですが、濡れればめっちゃ寒かった。。。
来年は雪山登山技術、川下り技術に加え、新たにさまざまな技術を身につけていくつもりです。
というわけで、今年も一年、山と溪谷編集部ブログをありがとうございました!
2021年12月14日(火)
ども、イトーです。
すっかり久しぶりの更新となりました。
10月ごろからにわかに忙しくなり、ようやく少し解放されました。。。
11月号登山バス時刻表チーフ、12月号特集チーフ、1月号便利帳チーフなど、
大きな企画をできるのは楽しいのですが、どれもめっちゃ大変でしたー。
さて、そんな便利帳チームの苦労の末、今年も最新データブックができました。
表紙イラストは、登山バス時刻表と同じく高橋マサエさんです!
高橋さんのイラストは、シンプルなのに登山の楽しさが伝わってきますよね。
表紙だけでなく、もちろん、中身もアップデートされています。
ね!見にくいとは思いますが笑
便利帳のメインコンテンツである「主要登山地情報」では、
山小屋などの宿泊先の電話番号や宿泊料金などが視覚的にわかりやすいように工夫しました。
また、インデックスマップを新たに設けたので、自分の調べたいエリアをスムーズに見つけられます。
ほかにも、山岳保険や山のグレーディングに関するミニハウツーを作ってみたり、
主要登山用品メーカー問合せ先一覧などの新規情報ページを作ってみたり、
和暦西暦の年齢早見表を復刻させたり、ちょこちょこと使いやすさをアップデートしました。
そんな便利帳のPDF版を今年も読者の皆様に無料配布しております。
https://www.yamakei-online.com/yk/issue/benri2022/
ダウンロードは1月31日まで。2022年も便利に使っていただけると幸いです。
さて、ウィンターシーズン到来。
忙しくてなかなか行けなかった御岳渓谷へ。
気づけば、後輩の辻くんがパックラフトを買っていました。言ってくれればいいのにー。
寒くなってきましたが、御岳周辺の岩場は相変わらずボルダーたちで大賑わい。
川からはこんな感じで見えています。楽しそうだなー、俺はいつも独りだもんなー。
2021年12月03日(金)
こんにちは。
編集部の辻です。
とうとう12月に入ってしまいましたね。
ここ数日、朝晩の冷え込みが一段と厳しくなったように思います。
毎朝布団から出るのに一苦労です。
でも、寒くなってきたおかげで雪山に行きたい気持ちが強くなってきました。
人のいない静かな山でラッセルしたいなあ。
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さてさて、現在編集部は『山と溪谷』1月号(12月15日発売)校了作業中です。
写真は校了作業にいそしむ入社3年目の白澤さんです。
年の初めの1月号、毎年豪華ですが今年も豪華ですよ~。
特集は「日本アルプス」!!
近代登山黎明期から現代までの日本アルプスと登山者の歩みを網羅しています。日本アルプスの歴史ってこんなにおもしろいのか、と驚きました。特別付録で「日本アルプスコースガイド」もついてきます。
第2特集は「再び読む知る新田次郎」。さらに、つい先日ピオレドール生涯功労賞を受賞した山野井泰史さんの軌跡をヤマケイの記事で振り返る企画や、探検家・角幡唯介さんの新連載エッセイもあります。
もちろん、毎年1月号恒例の付録「山の便利帳」もついてきますよ。
それにしても、なかなかのボリュームです。
それが故に編集作業もハードですが、おもしろいです。
無事に校了できたら12月15日、本屋さんの店頭に『山と溪谷』1月号が並んでいることでしょう。
お楽しみに!
ではあと一息、頑張ります。
2021年11月19日(金)
こんにちは。
編集部の辻です。
今日は、私の好きな本の話をしたいと思います。
上温湯隆 著『サハラに死す 上温湯隆の一生』です。
ヤマケイの本の中で、個人的に一番好きなものです。
この本は、1970年当時21歳のバックパッカーがサハラ砂漠に魅せられて、前人未到の単独横断に相棒のラクダとともに挑む話です。
この本を読んでいると、上温湯さんのサハラに対する熱量に圧倒されます。
ここまで真剣に向き合うことができる対象を見つけることができた上温湯さんに、嫉妬心すら湧いてきます。
それほどまでにサハラと向かい合っている上温湯さんは、生き生きとしています。
本書の中に上温湯さんが書いた印象的な言葉があります。
「冒険は可能性への信仰である」
彼がサハラ横断に挑むとき、そこには成功と失敗、どちらの可能性のどちらもが存在していた。もちろん彼自身は成功することを望んでいたと思います。しかし彼は、自身の死を含め、その冒険の中で起こりうるすべての可能性を受け入れて、サハラに身をゆだねていたように思えます。それを彼は「可能性への信仰」と呼んだのではないか。私はそう思っています。
『星の王子様』の著者として有名なサン・テグジュペリが、こんな言葉を残しています。
「僕は挑んだ。そして負けた。しかし、忘れえぬ風の香りを味わうことができた。僕は、危険を愛しているのではない。命を愛しているんだ。」
危険を冒すと書いて冒険ですが、危険を冒したいがために冒険をするのではない。挑む対象を愛し、対象のまだ見ぬ一面を自身の身体で感じたいからこそ、危険を冒して対象に挑んでいくように思います。
私の場合、冒険をしたことがなく、机上の空論かもしれないですが、そんな気がしてなりません。
私も上温湯さんのような冒険をしてみたいなあ。
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ヤマケイ文庫『サハラに死す 上温湯隆の一生』の情報はこちらから。
2021年11月12日(金)
こんにちは。
編集部の辻です。
先週末は大学時代の先輩と、沢でのんびりと紅葉を楽しんできました。
遡行したのは多摩川水系峰谷川・茂窪谷です。
入渓点にはワサビ田がありました。やっぱり水がきれいなんですねえ。
渓相はこんな感じで、水量は少なく、滝もあまり多くありません。
葉脈だけを残した枯葉が石にへばりついて、石が葉っぱの一部のように見えました。
上流部の二俣で沢を離れて尾根に乗り、標高を上げていきます。
尾根上での一枚。
紅葉が逆光で透けているように見えて、きれいでした。
その後も尾根を登っていくと、モノレール軌道跡に突き当たったので、これをたどって下山しました。
軌道沿いを歩くのも快適ですが、この軌道をトロッコで下りれたらどんなに楽なことか……。
軌道の終点は、入渓点そばの倉庫。
のんびり紅葉を愛でながら登るにはうってつけの沢でした。
明日明後日も天気はよさそうですね。
山に行かれる方はお気をつけて。
今週末私は家でゆっくりすごしたいと思います。
ではまた。
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