商品詳細

1987年に日本国有鉄道がJRへと民営化するにあたり、国鉄車両最後の姿をカラー写真で図面とともに記録しよう、という目的で制作された『国鉄車両形式集』全8巻。JR誕生後20年にあたる本年2007年、当時の車両がどのような変遷で消滅し、あるいはどのような状態で現在も活躍しているかを加味して、復刻しました。未来永劫国鉄車両を記録する意味も含めて、堅牢な上製本としております。

第８巻は客車・貨車。

「走るホテル」と呼ばれた20系寝台車、ブルートレインを代表する24系寝台車、冷房装置を備えて開発された12系客車、ローカル輸送の近代化を実感させた50系、昭和の時代に入ってから昭和30年代初期までに製造された一般形客車、団体専用に使用されるイベント用客車、明治5年の鉄道の開業とともに始まった皇室車、さらには郵便車に代表される荷物車、救援車などの事業用車、そして貨車まで日本全国で活躍した車両を全135種類掲載。

昭和60年2月17日から、昭和62年3月30日までのおよそ2年間、日本国有鉄道が終焉を迎える時代にすべてカラーで撮影しております。

車両図面は、日本国有鉄道車両局の承認を得て、原竣工図のコピーより小社が独自にトレースして、さらに昭和61年度の車両の姿を加味しながら、原寸の125分の1で表しています。但し車体が非常に長い場合は、その都度縮尺率を記入しました。