サハラに死す―上温湯隆の一生

著者 上温湯隆
発売日 2013.01.25発売
販売価格 968円(本体880円+税10%)

前人未踏の熱砂の海に単身で挑み、志半ばで青春の幕を閉じた幻の名著

品種 書籍
商品ID 2811047500
ISBN 9784635047500
ページ数 308
判型 文庫判

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商品詳細

サハラ砂漠は古くから交易路が発達し、主にトアレグ族によるキャラバンが盛んだった。だがそれは主に縦断であり、横断は達成されていなかった。

上温湯隆は、1973年1月25日、モーリタニアの首都ヌアクショットを出発、1頭のラクダのみを連れ、ガイドなしという挑戦だった。

しかし、マリでそのラクダが死亡して中断、ナイジェリアのラゴスで時事通信社ラゴス支局に身を寄せ、体力の回復と資金調達に当たる。

4月、横断再開のためラクダを購入してラゴスを出発、メナカよりの手紙を最後に消息を絶ってしまう。

そのとき発見された手記を元に長尾三郎が構成を担当し、『サハラに死す』が出版された。
当時、大きな反響を呼び、若者からは「バイブル」とまで言われた。


目次

<目次・内容>
第1章 サハラが俺を呼んでいる
 サハラ砂漠が呼ぶ
     アフリカ第一歩
     ヌアクショットへ急げ
     わが友、サーハビー

第2章 サハラ横断への挑戦
     サーハビー、さあ、出発だ!
     水はあと一滴しかない
     なぜ、旅を?
     "幻の都"トンブクツーへ着いた!
     孤立無援、もう一銭もない
     炎熱地獄、死の前進
     サーハビーが死んだ!

第3章 挫折そして再起へ
     旅は終わりだ、傷心と絶望の涙が……
     俺は本当にサハラに敗れたのか
     ラゴスの苦悩、再起の日々
     お母さん、長生きしてください

第4章 死への旅立ち
     俺は命あるかぎり、お前に挑む!
     サハラ砂漠に燃えつきた愛と死

文庫のあとがき

解説 冒険という生のあかし 角幡唯介

担当編集者より
1975年に本書を読んで感心し、「こんな本を作りたい」と思って編集者を志すきっかけになったほど、思い入れの強い本です。

いま読んでも古さを感じさせない、不朽の名作。

かつてアジアを旅する人、世界を旅する人には、バイブルともいえる本でした。(編集担当 神長幹雄)

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