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子どもたちの体力や運動能力は親世代に比べるとかなり下回り、低下するばかり。
その傾向は昭和60年ごろから続いており、靴ひもを一人で結べない、正しい姿勢で立てない、スキップができない等々の自分の体を操作する身体能力の低下も指摘されています。こうした状況を受けて、小学校では2011年4月から導入された新学習指導要領で、体育の授業に「体つくり運動」の比重が大きくなっています。

本書は回る・転がる・座る・立つといった体のバランスをとる運動を第1章に、
第2章では、はう・歩く・走る・跳ぶ・運ぶ・投げる・蹴るといった体を移動する運動、
第3章では運ぶ・押す・引く・投げる・支える・ぶら下がるなどの一人もしくは親子ペアでできる体力を高める運動、
第4章では踏む・反らす・くぐる・バランスなどの体ほぐしの運動、
最後に基本的な姿勢と動作という5章構成で展開する、基礎体力つくりに必要な110の運動を網羅した一冊です。