商品詳細

山岳遭難は増加の一途をたどっています。登山届の義務化や、登山用ヘルメット着用の周知、山岳保険の普及など、安全登山に向けた取り組みは増えていますが、安全登山への第一歩は登山者自身の歩行技術の向上です。
本書では、登山中に出てくる岩場をはじめとした難所にひそむ危険性を紹介、安全に歩くための基本技術を徹底解説します。
アルプスの稜線をめざす登山者必読の一冊です。

●内容
第1章 難所とは
登山における難所とは？／難所をつくり出す条件／「難所＝危険な場所」ではない／難所を安全に通過するには？／コラム1 統計から見る「遭難しやすい人」

第2章 難所に潜む危険を知る
転落・滑落・転倒／落石／道迷い／低体温症／沢に流される／コラム2 意外に多い遭難原因は「疲労」と「病気」

第3章 難所の通過法
岩場／ヤセ尾根／広い尾根／ガレ・ゴーロ／ザレ／トラバース道／沢沿いの道／徒渉点／ぬかるみ／橋／階段・段差／分岐・出合／ヤブ・樹林帯／雪渓・残雪／平坦地／桟道／木道／崩壊地／火山／コラム3 “真の難所”は難所通過後にあり⁉

第4章 難所をつくり出す条件
風／雨・雪／雷／霧／低温／高温／疲労・体調不良／ほかの登山者の動向／コラム4「 私でも行けますか？」と聞く人は行ってはいけない

第5章 難所踏破のプランニング術
自分の実力・経験に合ったコース選び／プランニングのポイント／気象情報の入手／装備の準備／コラム5 脱・観光登山！ 登山の基本に立ち返ろう

第6章 山行中のリスク管理
トラブル回避術１ 先読みして行動する／トラブル回避術２ 安全地帯を見極める／トラブル対処術１ セルフレスキューと救助要請／トラブル対処術２ 一時退避とビバーク

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