著者 | 佐古 清隆著 |
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発売日 | 2023.06.19発売 |
基準価格 | 1,210円(本体1,100円+税10%) |
百名山を目指すすべての人へ。
不安に囲まれながらもひとりで登り続けた著者が綴る「出会いと感謝」の記録。
品種 | 電子書籍 |
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商品ID | 2823121351 |
ページ数 | 368 |
他人の基準で選ばれた山をなぞることに何の意味があるのだろう。
百名山に憧れつつも多忙から百名山をめざさなくなって二年。
気ままに登るしかない、自分の登りたい山をめざす、と著者は自己弁護を重ねていた。
しかしある日、有名企業の会長が百名山を完登した新聞記事を読んで「落雷を受けた」ようなショックを感じる。
激務の人でも登ったのに、自分は……。
そこから著者の新しい「百名山」が始まった。
関東周辺は日帰り、一泊コースで登り、九州は年末年始に集中的に登る。
そして北海道、東北、北陸へ。著者は山岳会などに所属せず、単独行が圧倒的に多かった。
それゆえに危険な目にあったり、失敗したことも本書では赤裸々に語られている。
山小屋でガソリンストーブが引火して爆発しそうになったり、道に迷って必死でヤブこぎをしたり、ヒグマに恐怖したり。
悲観と楽観、緊張と安堵が交錯する様子は、単独行者なら誰もが胸に沁み、感じ入ることだろう。
いまから30年以上も前は「単独登山はやめましょう」と言われていた時代だったが、それでも登り続けた著者が見つけた自由と自立。
なにものにも束縛されず、出会ったすべての登山者に感謝するその姿勢は30年たった今でも色あせることはない。
百名山をめざすすべての登山者に語り継ぎたい、珠玉の山行記。
1988年以降の百名山ブームを踏まえ、深田本を知らずに百名山へアプローチしている人に向けて、深田久弥の思索をたどれるよう巻末に百名山に関する情報を大幅に追加。
■内容
はじめに
第一章『百名山』の山麓を歩く
1石鎚山 2美ヶ原 3赤岳(八ヶ岳) 4木曽駒ヶ岳 5大菩薩嶺 6至仏山 7富士山 8北岳 9間ノ岳 10槍ヶ岳
11常念岳 12御嶽山 13蓼科山 14奥穂高岳15瑞牆山 16金峰山 17赤城山 18悪沢岳 19雲取山 20丹沢山
21筑波山 22天城山 23甲武信ヶ岳 24立山 25燧ヶ岳 26霧ヶ峰 27谷川岳 28鳳凰山29鷲羽岳 30水晶岳(黒岳)
31浅間山
第二章『百名山』の五合目に登る
32宮之浦岳 33開聞岳 韓国岳(霧島山) 34両神山 35鹿島槍ヶ岳 36五竜岳 37白馬岳 38那須岳 39早池峰山 40仙丈ヶ岳
41甲斐駒ヶ岳 42剣山 43塩見岳 44乗鞍岳 45赤石岳 46聖岳 47磐梯山 48火打山 49妙高山 50剱岳 51四阿山 52白山
第三章『百名山』の頂上部が突如見える
53苗場山 54安達太良山 55武尊山 56皇海山 57会津駒ヶ岳 58高千穂峰(霧島山) 59久住山 60阿蘇山 61祖母山 62恵那山
63草津白根山 64平ヶ岳65越後駒ヶ岳 66薬師岳 67黒部五郎岳 68笠ヶ岳 69空木岳 70男体山 71光岳
第四章『百名山』の長尾根にあえぐ
72奥白根山 73利尻山 74旭岳(大雪山) 75斜里岳 雌阿寒岳 76大朝日岳 77飯豊山78巻機山 79岩木山 80八甲田山 81八幡平
82岩手山 83蔵王山 84月山 85大山 86伊吹山 87荒島岳
第五章『百名山』の胸突八丁を登る
88鳥海山 89幌尻岳 90十勝岳 91トムラウシ 92羅臼岳 93雄阿寒岳 94後方羊蹄山 95吾妻山 96高妻山 97焼岳 98大峰山
99大台ヶ原山 100雨飾山
付録『日本百名山』完登のためのアドバイス
あとがき
文庫版のためのあとがき
山名索引
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