2021年07月09日(金)
こんにちは。
編集部の辻です。
さてさて早速ですが……
ジャン!
『山と溪谷』8月号が今日刷り上がってきました。
校了時はドタバタでしたが、無事完成しました!
特集は「日本アルプス山小屋案内」です。
山小屋ルポが3本入り、山小屋の魅力を余すことなく紹介しています。
写真右の冊子は、特別付録の「日本アルプス山小屋名鑑2021」です。
日本アルプスにある山小屋184軒の最新データと小屋の魅力を掲載しています。
8月号も盛りだくさんなのですが、その中でも何といっても読んでほしいのが、3本の山小屋ルポです。
紹介されている3軒の山小屋すべてを訪れてみたくなりました。
先週もこのブログでちょこっと書かせていただきましたが、少しご紹介します。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
最初のルポは北アルプスの種池山荘・冷池山荘です。
先代が拓いた柏原林道を整備し、登山者がスイスイと登っていける「やさしい」道を作り続ける3代目ご主人・柏原一正さんの登山道整備に同行したルポです。山小屋と登山道に柏原さんの登山者に対するおもいやりがあふれています。
2つ目のルポは北アルプスの燕山荘です。
「燕岳のついでで燕山荘に」から「燕山荘に泊まりたいから燕岳に」をめざし、多くの登山者に「泊まってよかった」と言われる山小屋を作り上げた3代目ご主人・赤沼健司さんの物語に迫ります。小屋とご主人の温かさが感じられ、燕山荘に泊まった気分になってしまいました。
3つ目は中央アルプスの越百小屋です。
1人で小屋を創業した初代ご主人の伊藤憲市さんと、登山者として越百山を訪れたことをきっかけに小屋で働き始めた2代目ご主人のたまさん。そして、たまさんの孫で看板娘のりおさん。越百に恋した3人に迫ったルポです。3人の越百山への思いが越百小屋でつながり、越百小屋が時代を超えて続いていきます。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
この3つのルポを読んで、登山者が快適に山に登れる裏側には、その山を愛し、その山に登る登山者のことをおもいやり、助力してくれている「人」がいることを再確認させられました。
その方々への感謝を忘れずに山に登っていきたいものです。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
さてさて、そんな『山と溪谷』8月号は7月14日発売です。
お楽しみに!
Copyright © 2002-2021 Yama-Kei Publishers Co.,Ltd. All rights reserved.