2011年06月23日(木)
編集部神谷(有)です。
山と溪谷7月号の付録「レスキューシート」ですが、
誌面や書店用ポップなどで人がくるまった写真を掲載しています。
これは5月21日に開催したヤマケイオンライン「大菩薩エクスカ」の参加者に
モデルとしてかぶってもらったのです。
被験者(?)は3人。森の中でレスキューシートにくるまっていただきました。
くるまったとたん、皆さん一様に「暖かい~!!」と感嘆の声をあげていました。
広げると向こうが透けるような薄いシートですが、
効果はてきめんのようです。
ぜひ山行のお供にザックに忍ばせてください。
何かあったときにあなたの命を守るかもしれません。
2011年06月13日(月)
2011年05月26日(木)
こんにちは! 編集部の神谷(浩)です。
先日、2012年5月号取材のため、残雪の剱岳小窓尾根に行ってきました。
小窓尾根は、剱岳西面にある積雪期バリエーションルートのなかでは最もポピュラーなルートです。
今年のゴールデンウィークは雪が多く、富山県警察の春山情報によると
馬場島では4月24日時点で積雪90cmだったそうです。
そのため、マイカーは約6km手前にある伊折のゲートまでしか入れなかったとか。
しかし、5月第2週に入ると気温が上がり、雪が急速にとけました。
私たちが入山した5月15日には馬場島には全く雪がありませんでした。
(もちろん、車も馬場島まで入れました)
雪がとけてしまった影響で、雪と岩のルートであるはずの小窓尾根に、ヤブが加わりました。
小窓尾根下部のヤブ
ヤブと雪が交互に現われるような感じで、雪の尾根は快適に登れます。
背後に見えるのは早月川の流れ
この日は順調に進んで、「ニードル」と呼ばれる岩峰の手前で幕営しました。
翌日は、午後から天気が崩れる予報でしたので、一気に早月小屋をめざしました。
アイゼンをガリガリいわせながら岩を攀じったり、ダブルアックスで雪壁を登ったり。
アイゼンがガリガリいいます
標高が上がってくると雪も増えて、すばらしい雪稜になりました。
雪山に来てよかった、と思える瞬間です。
小窓ノ王が近い
小窓ノ王付近で北方稜線と合流。
さらに剱岳頂上をめざします。
このあたりの雪は、表面に数mmの薄氷があり、その下が5cmほどの空洞、そして締まった雪という状態でした。
歩くと表面の薄氷がパリパリと割れ、風が吹くと割れた氷が吹き付けてきます。
池ノ谷ガリーを登る
剱岳頂上からは早月尾根を下山しました。
早月尾根の下降
早月小屋の前で幕営。
天気予報通り夜半から朝にかけてかなり激しい雪が降り、
朝、テントを出てみると5cmほど積もっていました。
春山とはいえ、吹雪になれば冬山と変わりません。
計画では三ノ窓に泊まるつもりでしたが、早く下山してきてよかったです。
早月尾根の下部には、カタクリやイワウチワがたくさん咲いていました。
立山室堂山荘の5月24日の情報では、まさかの吹雪で、吹きだまりでは1mほどの新雪が積もったとか。
剱・立山方面はまだまだ雪山装備が必須です。
登られる方は、最新情報をチェックしてから入山してください。
●立山室堂山荘
http://www.yamakei-online.com/mt_info/mt_info.php?id=117#1037
●剱澤小屋
http://www.yamakei-online.com/mt_info/mt_info.php?id=117#1036
この取材の本誌掲載は来年春。
お楽しみに!
2011年05月20日(金)
2011年05月13日(金)
編集部の大畑です。
唐突ですが、みなさんは「ビバーク」をしたことがありますか。
私は昨年5月の北アルプスで、ルートファインディングを誤って、
はからずもビバーク「デビュー」しました。
経験するまでは、ビバーク=「死んじゃうかも」「おそろしいこと」と思っていましたが、
無理に歩き続けるよりも安全だったり、
一日ぐらい変なかっこうで寝たりしても死んだりしない、ということを身をもって知りました。
ビバークは緊急事態に対処する、有効な選択肢のひとつなんですね。
そんな「いざ」というときにそなえて、ビバーク体験をしようというイベントが、
今月21日(土)~22日(日)、都下の某所で行なわれます。
山だけでなく、今回の東日本大震災のような予期せぬ天変地異にまきこまれたとき、
落ち着いて行動し、身の安全を図るためにどうしたらよいのか・・・。
冷静かつ安全に対処するためのノウハウを学び、
実際にみなで一夜を過ごす「サバイバルナイト」です。
http://hitsujiproject.blogspot.com/
プロデュースするHitsuji Project(ひつじプロジェクト)は山岳雑誌各誌で活躍中のライター柏澄子さんと、
会社勤めのかたわら、精力的に山に登るクライマー恩田真砂美さんのユニット
(おふたりの干支が、羊年なんだそうです)。
山や自然で得た英知をみなで持ち寄って、共有する場をつくろうというすてきな試みです。
イベントの内容はもちろん、登山の世界に新しい風をもたらす、
ふたりの女性登山家の試み(たくらみ?)に興味のある人もぜひ!
2011年05月12日(木)
2011年05月01日(日)
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