2020年08月06日(木)
ども、イトーです。
ついに8月に突入しましたね!
梅雨明け以降、暑い、暑すぎる。
人一倍汗っかきで、グレーの半袖Tシャツが大好きな僕。
駅まで歩いて、電車でリュックを下ろすと、肩にみごとな汗ジミが!
「ママー、あの人、リュックの形に汗かいてるー」と、
子どもがよく親に報告しているちょっと悲しそうな人物、それが僕です。
さて、素敵な自己紹介も済んだところで、本日、9月号が刷り上がってきました!
特集は「地図読みが楽しくなる30のポイント」
苦手意識のある地図読みも、地図のおもしろさを知れば、テクニックの習得がきっとはかどるはず!
そんな特集の紹介は後輩たちに任せるとして、今回はイトーが担当した第2特集について少しご案内させてください。
第2特集は「中央本線沿線の山へ」
新型コロナウイルスの影響で遠出がはばかられる今、都心から適度な距離で豊かな自然が感じられる山梨県東部の中央本線沿線は、首都圏の登山者にとって理想的なエリアかもしれません。
今回、フォーカスを当てたのは、東京から電車で1~2時間でアクセスできるJR相模湖駅~笹子駅の山域。
県外移動になってしまうので、状況によっては登りたくても登れなくなってしまう可能性もありますが、「登る」だけでなく、「見て」「読んで」楽しめる企画になっています。
紹介しているのは、駅から徒歩で登山口までアプローチでき、現在通行できるコース。
「現在通行できる」としているのにはワケがあります。
実はこのエリア、昨年の大型台風の影響がまだ各地に残っています。
登山者に身近な山でいえば、大月市の岩殿山(いわどのさん)や相模原市の石老山(せきろうざん)では、登山道で通行止めが生じています。
石老山は残念ながら登山道復旧の目処がまだ立たないそうですが、岩殿山は北面の畑倉登山口からであれば登頂できます(ポピュラーな駅前からの登山道は通行止め)。
こちらが畑倉登山口。大月えきからは徒歩40~50分。「鬼の岩屋」の看板が目印です。
取材時は雨だったのもありますが、水はけがあまりよくないようで「全般的に滑りやすい」と、観光所の方がおっしゃっていました。
また、登山口にはこんな注意書きも。
意識するべきことは普段の生活と変わらないですが、山での「もしも」は一大事につながる可能性があるので気をつけましょう。
標高が低いので、今の時期は蒸し暑いかもしれませんが、小さな山旅を味わいたい方はぜひ参考にしてください。
* * * * *
本当は「星とタイムラプス」とか「ネパール三大峠越えの旅」とか、
ほかにも紹介したい記事がたくさんあるのですが、長くなるので今日はこのへんで。
こちらが「星とタイムラプス」
youtubeの動画とのリンクもあり!必見です!
こちらはネパール三大峠越えの旅。
本誌でいつもお世話になっている山岳カメラマンの渡辺幸雄さんによる6Pの紀行&ハウツーです。
発売は12日。もう少し待ってくださいね!
2020年07月31日(金)
こんにちは。横山です。
厳しい進行だった9月号の校了を終え、編集部にはつかの間の安寧が訪れています。
とはいえ10月号の制作も着々と進んでいますよ。
本日横山は在宅勤務。弊社では引き続き原則テレワークのようです。
コロナ感染者数はぶり返すどころか、ものすごい勢いで増加しています。編集部もこれからどう動くかについて頭を抱えていますが、とにかく健康第一で過ごしていきましょう。
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今日は在宅勤務の息抜きに山道具の整理をしました。サボっているわけではありません。取材とかで使うし……。
そんな中、空っぽのはずのザックをヒョイと持ち上げたらなぜか重い。
え?と思い中身を確認すると
あっ。
うちの猫の遊び場と化したザック。
山に連れていってほしいのか、はたまた山に行ってないでわしと遊んでくれ!と訴えているのか……。
猫が入り込んで爪を立てても壊れないのはさすが登山用だ。
こういった集中を妨げる要素が多いのは在宅勤務の問題点ですかねー……。あ、サボっているわけでは(以下略)
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このままだと横山の猫自慢に終始してしまうので、8月発売の『山と溪谷』9月号の予告をします!
9月号は地図特集。登山に欠かせない地図をさまざまな視点から楽しむ企画です。
山に行かずとも実践できたり、読み物としておもしろい記事が多め。世界各国の山岳地図を紹介するページなんかもあります。
第2特集は中央線沿線の登山コースを紹介する、少しマニアックな企画。個人的には必見です。
ほかにも新連載や特別企画など、楽しんでもらえる誌面をご用意しています。
発売日はいつもより早めの8月12日。お盆休みのおともにぜひ!
2020年07月30日(木)
こんちは。堀内です。(前回はじめのあいさつを考えてくると豪語していましたが「こんちは」に落ち着きました。)
梅雨、明けないですね。気象庁の天気図データをさかのぼっていたら5月中旬からずっと日本列島付近に停滞していて二度見しちゃいました。太陽が恋しい…。コロナの影響も引き続き尾を引いており、憂鬱な気分が慢性化している人も多いのではないでしょうか?
私は最近、小さな発見や楽しみを大げさに喜ぶようにして、日々を楽しむ工夫をしています。
例えば、先日出社して校了作業に追われていた時のことです。
ちょうどいいサイズなので、間食としてプロ野球チップスを買ったのですが、選手カードを見てみると、なんと西武ライオンズの山川穂高選手のカードが!
山と溪谷社の社内で「穂高」の名を持つカードが当たるなんてすごくないですか!?
「そうでもないよ」という声が聞こえてきそうなので本題に入りますね。はい。
今回は『山と溪谷』8月号の第二特集を中心にご紹介。
8月号の第二特集「イラスト解説で分かりやすい 登山で使えるロープワーク」です。
ここで紹介しているは、身体の確保で使うロープワークではなく、知っていると登山の楽しみ方の幅が広がるロープワーク。
基本のロープワークを覚えて、テントの設営やツェルトを張る際などに知っておくと便利なロープワークを学ぶ、という流れになっていて、きっと読んだらすぐに試してみたくなるでしょう。
イラスト解説なので、イメージしやすく分かりやすい。
ロープワークにはめっぽう弱い堀内も、この記事は頭にスイスイ入ってきました!
また、この企画の最後にはギアのアレンジに使うロープワーククラフトのコラムも掲載。手軽に試せる編み方なので、おうち時間を使って登山道具を「自分だけ」のものにしてみてください
山で自慢できること間違いなしです。
個人的におススメしたいのは、ドキュメンタリー映画『僕は猟師になった』に出演する千松信也さんのインタビュー記事。
「肉を食べるなら、自分でその動物の命をたつところからしたい」という千松さんの言葉。食べることとは本来どういうことなのか?自然に生きるということはどういうことなのか?ということを考えさせられます。
猟師の目からみた、生と死の概念を感じ取ることができました。
これは読まなきゃもったいない。
『山と溪谷8月号』いかがですか?
絶賛販売中なので、気になる記事があったら是非手に取ってくださいね。
ではまた。
2020年07月21日(火)
こんにちは。横山です。
現在、9月号を鋭意制作中です。7月は連休によって実働日数が減ったり、関係各所がお休みだったりで……編集部は窮地に立たされております!助けて!
そんな感じですが、今回も発売中の『山と溪谷』8月号を紹介します。
特集、第2特集ともにおもしろく仕上がっておりますが、今回、横山が紹介する企画はこちら。
デン
「特別企画・高山に生きるチョウたち」
みなさん、高山蝶ってご存知ですか?
そう、読んで字のごとく高山帯から亜高山帯に棲むチョウのことです。
こちらのトビラを飾るチョウは、ウスバキチョウという北海道・大雪山のチョウで、絶滅が危惧されている大変貴重な種類。
今回の特別企画は、日本に生息する貴重な高山蝶をさまざまな視点から紹介するものとなります。
高山蝶の生態から、その研究の権威である田淵行男の細密画、登山史でたどる高山蝶の歴史など……生き物が好きな人、山が好きな人の双方が楽しめる内容ではないでしょうか。
日本の高山蝶全13種類も写真付きでご紹介。
山と生き物が好きな横山のための企画といってもいいでしょう。
ちなみに横山が一番好きな高山蝶は、上の画像上段のオオイチモンジ。
大きくてきれいなモデルさんのようなチョウです(?)
気候の違いで北海道だと高山蝶にカウントされない種類ですけどね。
『山と溪谷』8月号発売中です!
次回は同期の堀内くんがブログを更新してくれるみたいです。楽しみだな~。
2020年07月14日(火)
伊藤です。
最新号の8月号が明日15日(水)発売になります。
今回の特集は「日本アルプス縦走プラン」。
標高3000m前後の山が連なる日本アルプスを安全で楽しく縦走するための基本知識のほか、王道の縦走路と個性的な縦走路のモデルコース紹介や、自分で縦走コースを考えるための広域地図などを収録しています。
本特集は、いつか日本アルプス縦走をしてみたいというビギナーの人にも、今年はどこを縦走するか毎年楽しみにしているというベテランの人にも、今後数年間いろんな登山者の役に立つ一冊にしたいという想いで編集しました。
そのため、2020年7月14日現在、紹介コースのなかには、残念ながら今夏は現実的に縦走ができないというコースも多数あります。
おそらく「今年、どこを縦走できるのか知りたいのに」と思う登山者は多いことでしょう。
しかし、一進一退、日ごとに状況が変わる今、「どこの山なら登れる」「どのコースなら縦走できる」と断言することは誰にもできません。
編集時には休業を発表していなかった山小屋が、今夏の営業を見送ることにしたという情報も多数入ってきています。
また、この夏に登れるコースだけを紹介することで、それらのコースが「3密」になってしまっては本末転倒です。
そのため、本誌ではP17「ヤマケイヘッドライン」、P147「ヤマケイジャーナル」などで、各地の新型コロナウイルスに関する最新登山情報を紹介しつつも、特集ではあえて平常と変わらない「山の魅力」を紹介することに徹しています。
ネガティブなことばかり書かれている誌面はきっととてもつまらないことでしょう。
だからこそ、今は登れないとしても、山のすばらしさ、登山のおもしろさをみなさんに伝えていきたいと思っています。
これを不親切に感じる方がいるかもしれません。
現実から目を背けているように感じる方もいるかもしれません。
しかし、編集部の方針は『山と溪谷』6月号に掲載した下記の内容のとおりです。
登山の基本は「リスクマネジメント」。
山小屋が営業しているから、あの山小屋は大丈夫なのだろう、と危機管理を他人任せにするのではなく、政府や都道府県庁、各自治体が発表する新型コロナウイルスに関する最新情報を事前に調べ、いま行くべきか否か、そのリスクを自分自身で判断して実施してください。
今の状況でどうしたら登山を楽しめるだろう、どうしたらリスクを減らすことができるだろう。ポジティブな発想から今の状況を打破する登山の楽しみ方が生まれることを願っています。
2020年07月07日(火)
ども、イトーです。
今日は7月7日。そう、七夕ですね。
なぜ、こんな梅雨の時期に七夕なんか設定したのか謎でしたが、
旧暦だと本来の七夕はまったく別の日なのですね。
太陽暦とか太陰暦とか暦に関する説明は省きますが、
(というか、説明できる気がしない)
いまでいうお盆明けに本来の七夕があったようです。
確かにお盆明けの山で見る天の川、めっちゃきれいだもんな。
さて、今回紹介するのは、ヤマケイ文庫に新たに加わった『手塚治虫の山』です。
https://www.yamakei.co.jp/products/2820048820.html
8月号の編集後記にもちょろっと書きましたが、
僕は山に行くとき、とりわけテント泊登山のときには文庫の短編集を必ず山に持っていきます。
主に持ち出すのは、手塚治虫や藤子・F・不二雄の文庫版短編集のほか、
星新一のショートショート系や、藤沢周平や池波正太郎の短編時代小説など。
取材(仕事)とはいえ、テント泊だと夜にはやることがなくなり、
カメラマンさんに「暇つぶしグッズ、何か持っていない?」と聞かれたら、
持参した手塚治虫短編集を「どぞ、どぞ」と差し出して地道な布教活動を行なってきました。
そんな布教活動でこれ以上ないだろうってくらい便利なアイテムがこの本です(笑)
だって、手塚治虫×山ですよ、これはありがたい。
オチに納得できるものもあれば、「???」という読了感のものまで、
どの作品も手塚治虫ワールド全開な感じです!
きっと読み終わった人はみんな昭和新山に行ってみたくなりますよ(笑)
発売したばかりですが、すでに売り切れも続出しているほどの人気だとか。
この調子で、オカルト系の短編もうちで編んでくれないかなー。
SFやオカルトが好きな人間からすれば、
手塚治虫と藤子・F・不二雄の時代にネタは出し尽くされたのでは、と感じるくらいすばらしい作品ばかりです。
ぜひ、みなさんも手塚治虫ワールドを山で体感してください!
ちなみにイトーの本棚の一部はこんな感じ。
石ノ森章太郎や星野之宣のSFもたまらない。。。
2020年06月23日(火)
久しぶりの登場、堀内です。ブログはまめに書こうと思っていたのですが、編集という仕事の大変さに四苦八苦しているうちに随分となおざりになっておりました。日々精進します。
そういえば、前回僕が書いたときの最初のあいさつが「ども」だったのですが、よくよく見てみると伊藤センパイの専売特許だった(っぽい)ということが判明。次回までに堀内専用挨拶を考案しておきます。気が向いた人はツイッターとかで「#ヤマケイ編集部ブログ #はじめのあいさつ」で何か案をくれるとうれしいなぁ。
さて、今回は7月号第2特集のご紹介をします!
7月号の特集は「北アルプスの岩稜を歩く」でしたが、第2特集は「タイプ別全国の岩山ガイド」です。
タイプ別ということで、今回は岩山を二つのタイプに分けてみました。
1つは「岩場・鎖場の山」、もう1つは「岩稜の山」です。この2つのテーマをわかりやすく解説し、該当する全国の山へいざなってくれるのが「岩場・鎖場ちゃん」と「岩稜くん」という2人のキャラクターです。
か、かわいい。見た目だけでそれぞれのテーマをよく表していて、この記事のガイド役としてぴったりですね!
1つ目のテーマは「岩場・鎖場」。
垂直に近い岩場を、両手両足を使って攀じ登るというのが大きなテーマのここでは、全国各地の岩場と鎖場が楽しめる山、9山のガイド情報を収録しました。それぞれの山に岩場・鎖場ちゃんが丁寧にアドバイスをしてくれています。
このような山は、岩場・鎖場に取り付く直前の緊張感や岩壁の迫力、そして登り切った後の絶景や充足感は他には代えがたいものがありまよね。
迫力の写真とともに全国の「岩場・鎖場」の山を堪能してみてください。
2つ目のテーマは「岩稜」。
高度感とスリルを楽しめる「岩の尾根」を行く全国の山を7山ピックアップ!コースガイドはもちろん、「岩稜くん」のアドバイスもそれぞれの山の特徴をふまえたものになっていて、読み応え抜群ですよ!
早くこのような稜線を行く山行に繰り出して、ヒェーー!って叫びたい...。
第2特集の本編に当たる上の2つのテーマですが、その間にあるコラムも興味深いです。
題して「岩と信仰」。
岩山はなぜ信仰の対象として扱われてきたのか、神話に触れながら紐解いています。
加えて、迫力と情緒を兼ね備えた版画もきれい。
実は文章、版画ともにライターでカメラマンの吉田智彦さん作なのです。
是非誌面で見てほしいのでここには載せませんよ(フフフ)。
ということで、「山と溪谷」7月号は、我々2人(横山・堀内)の新人のデビュー号でもあります!(知らんがな)。
面白い記事もまだまだ目白押しなので、是非手に取ってみてください!
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