インプレスグループで山岳・自然分野のメディア事業を手がける株式会社山と溪谷社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川崎深雪)は、7月8日に『ヤマケイ文庫 山怪 弐 山人が語る不思議な話』を刊行しました。

山怪弐カバー.jpg 山を仕事場とする猟師や、山里に暮らす人々が実際に遭遇した奇妙な出来事。深い親交を持つ著者だからこそ聞くことができた阿仁マタギの体験談をはじめ、時代の流れとともに消えつつある「語り遺産」を丹念に集めた現代形のフィールドワークの集大成です。

 東北から、中国・四国まで取材を敢行したベストセラー山怪シリーズの第二弾、単行本『山怪 弐 山人が語る不思議な話』を文庫化しました。マップ「山怪弐の舞台」、文庫版のためのあとがき、解説「呼び起こされる、豊かな暮らしの記憶」(千松信也)を文庫版のみ収録。

 昨年刊行した『ヤマケイ文庫 山怪 山人が語る不思議な話』と共に、是非、楽しんでいただきたい一冊です。

【書籍詳細】
総ページ:320ページ(1C)・文庫判・並
定価:800円+税
装丁画:柄澤齊
デザイン:高橋潤
https://www.yamakei.co.jp/products/2820048840.html

 

<構成>

はじめに

山怪 弐の舞台(地図)

第Ⅰ章 胸騒ぎの山
八甲田山/真夜中の行軍/怖いモノは無視せよ!/落ちた火の玉/仏おろし/同じ夢を見る/夢で呼ぶのは/神様の孫/マタギの里で/狸もたまには騙す/蛇に魅入られた男/秋山郷の謎の火/森の大笑い/青い服の女/山の中で聞こえる音は/御嶽神社/大菩薩女/通じなかった祈り/蛇の鳴き声/駆け巡る笑い声/まとわりつく鈴の音/鷹が見たもの/闇に笑う男/犬を入れた訳/降りてくる山の神/山盛りの内臓/霊感は伝染する?/昨日の友達

第Ⅱ章 彷徨える魂
切りたくない木/峠に集う者/続・楽しい夜店/山の日の出来事/二度と行かない小屋/白日の火の玉/狐の嫁入り/座敷わらし/幻の巨大石塔/止まるチェーンソー/最新科学と交差する謎/天に昇る煙/小さな帽子/線香のにおい/悪いモノ/見知らぬタツマ/虫捕り/立ち上がる光柱/ミミズ素麺/山寺の騒ぎ/オオカミと蛇/十津川村/行者の世界/チャクラ全開の人/回峰行/遭難者が見たモノ

第Ⅲ章 森の咆哮
軽トラの待ち伏せ/行ってはいけない/消えた友人/黒い山/一人だけに聞こえる/不気味な声/手相見の警告/おろちループ/呪い神/拝み屋と憑きもの封じ/ヒバゴンの里/爺婆の茶飲み話/神船/良くないモノ/エクソシストと丑の刻参り/森とみそぎ/遍路ころがし/大蛇は寝ている/招くモノ/悪狸/犬神家/ヤマミサキ/婆と侍/雅な調べ

あとがき― 怪異との付き合い方

文庫版のためのあとがき

解説 呼び起こされる、豊かな暮らしの記憶 千松信也

<著者プロフィール>
田中康弘(たなか・やすひろ)
1959年、長崎県佐世保生まれ。礼文島から西表島までの日本全国を放浪取材するフリーランスカメラマン。農林水産業の現場、特にマタギ等の狩猟に関する取材多数。著書に『マタギ 矛盾なき労働と食文化』『女猟師』『マタギとは山の恵みをいただく者なり』『日本人はどんな肉を喰ってきたのか?』(いずれも枻出版社)、『猟師が教えるシカ・イノシシ利用大全』(農山漁村文化協会)、『ニッポンの肉食』(筑摩書房)、『山怪 山人が語る不思議な話』『山怪 弐』『山怪 参』(いずれも山と溪谷社)がある。

【山と溪谷社】 https://www.yamakei.co.jp/
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開しています。

【インプレスグループ】 https://www.impressholdings.com/
株式会社インプレスホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役:松本大輔、証券コード:東証1部9479)を持株会社とするメディアグループ。「IT」「音楽」「デザイン」「山岳・自然」「モバイルサービス」「学術・理工学」「旅・鉄道」を主要テーマに専門性の高いメディア&サービスおよびソリューション事業を展開しています。さらに、コンテンツビジネスのプラットフォーム開発・運営も手がけています。

以上

【本件に関するお問合せ先】
株式会社山と溪谷社 担当:宇川
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング
TEL03-6744-1900  E-mail: info@yamakei.co.jp
https://www.yamakei.co.jp/