Date 2013年09月30日(月)
9月28日、今回の安全登山を祈願してプジャ(お祈り)が執り行われました。
ベースキャンプの裏手の丘に祭壇を作り、タルチョー(経文が書かれたカラフルな旗)を四方に張り巡らせた塔の下に、登攀で使用するピッケルやアイゼン、ヘルメットなどを並べます。それから香を焚き、祈りをささげ、全員でライスシャワーをヒマラヤの空高く放り上げて安全祈願。i_PODから流れる「オム・マニ・ペメ・フム」のお経を耳にしながら、おごそかに儀式は進められました。
本来は下の集落からラマ僧に来ていただく予定だったのですが、「26日から28日のどこかで行くからね」という約束だったにもかかわらず、最終日の今日になっても上がって来ず。仕方なくネパール人スタッフたちが手際よく儀式を進めて下さいました。祈祷料をひとり1500ルピーずつ払っているのに、ドタキャンもアリなのですね。まあ、ブロークン氷河の険しい岩場を登らされるラマ僧さんも気の毒とはいえるでしょうが。
ところで青山学院なのにラマ教のお祈りでいいの? ということはこの際、ほおっておきましょうね。いちおう、讃美歌や聖書の一節のコピーは常に持ち歩いており、お祈りをする体制だけは整えているのです。などと言いながらも、ザックの中には冨士浅間神社のお守りをこっそり忍ばせている隊長なのでした。
写真_特設にしては立派すぎる祭壇の前で祈りをささげる隊員たち
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