Date 2013年10月30日(水)
カトマンズ近郊の岩場でクライミングを楽しんでから帰るという仲間を置いて、仕事に追われる私だけが26日午後、香港経由でひとり帰国。残っていたメンバーたちも、29日午後に成田空港に戻ってきました。今後も報告書作成などの作業が残っていますが、これをもって今回の遠征はひとまず終了となります。先発隊にとっては51日間という長期の山行となりましたが、苛酷な環境のなかでだれ一人、大きな怪我も病気にかかることもなく、元気に帰ってくることができたことをうれしく思います。
43日ぶりに出社してみると、郵便物の束と書類が崩れかけた波のように机を占領し、PCを開けばエベレストの標高を超えるたくさんの未読メールが壁となって立ちはだかります……。ひたすら地味に未読メールの整理をしていると、他の編集部から原稿の依頼が。そして部員からは月末締切の書類の山が。さらに帰国に合わせて締切日を設定していた『ROCK&SNOW』誌の原稿が雪崩のように押し寄せてきて、今にも吹き飛ばされそうな勢い。日本に戻って、いきなりレッドゾーンの激労が待ち受けていました。
そして本来の業務以外にも、「山の日」制定協議会の活動(議員連盟が頑張っています!)や、日本山岳会関連の集会、そして「ピオレドール・アジア」の審査会(ソウル市開催)など、あれこれのイベントが次々とカレンダーを埋め、はやくも身動きの厳しい状況に・・・・・・。やはり空白の43日間を埋める作業は容易ではありません。
なお、今回の登山につきましては、日本山岳会の年次晩餐会(12月7日)で報告会を予定しているほか、『山と溪谷』2月号(2014年1月15日発売)で詳しく紹介いたします。また、本ブログにおきましても「今だから書ける登頂裏日記」を唐突にアップする予定ですので、気長にお待ちいただければ幸いです。
写真_「ヒマラヤの生き字引」エリザベス・ホウリーさんの取材を受ける
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